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* 幻想記(仮)

日時: 2009/05/29 20:04 < i114-183-194-216.s05.a019.ap.plala.or.jp >メンテ
名前: 終夜ねこ

異世界ものです。自分はやっぱファンタジーが好きなのです。

更新は亀のように遅いです。
駄文です。
本人は頑張って書いておりますが、駄文なことは否定しません。
だって駄文だけどこれが自分の限界ですもの。(えらそう)
 
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* 序章 (1) ( No.1 )
日時: 2009/05/29 20:01 < i114-183-194-216.s05.a019.ap.plala.or.jp >メンテ
名前: 終夜ねこ

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空は青い。
今日の空は一段と青い。
八神奏麒(やがみそうき)は学校の屋上で空を見ていた。
雲ひとつ無い空を鳥が飛んでいた。
なんという鳥なのか気になったが、すぐに考えるのを止めた。
人が来たからだ。

「八神、コアラが呼んでる」

奏麒の友人の芹沢だ。
友人といっても、少しだけ仲がいいのただのクラスメートだった。

「コアラが?」
「生徒指導室。早く行ったほうがいいぜ、怒ってたからさ」
「了解。ちょい怒られてくるわ」

コアラというのは奏麒のクラスの担任の教師だ。
顔がコアラに似ていると、生徒たちにはそう呼ばれている。

コアラの怒っている顔が浮かぶ。
あのコアラのような鼻を赤くしているのだろうか。
いや、コアラのことだからもう落ち着いてションボリしているのだろう。



生徒指導室のドアを開けると、予想通りションボリとした顔のコアラがいた。
太めの眉を下げて、そこがまたコアラのようだった。

「八神、そこに座りなさい」

奏麒は言われた通り、目の前にいすに座った。
窓が開いているらしく、生徒指導室のカーテンがふわりと揺れた。

「八神、何で授業をサボった?」
「本当は午前の授業全部サボる気は無かったんですけど、寝過ごしちゃって」
「1時限目はサボるつもりだったのか?・・・なぜサボる?授業はつまらないか?」
「はい。つまらないです」

否定する気はなかった。
自分より頭の悪い教師の授業が楽しいはずが無い。
コアラがションボリとした顔でため息を付いた。

「八神は頭がいいから真面目にしてればいい大学に入れる。でもこのままだと内申に響くぞ」
「俺大学行くつもりありませんから」
「でもな・・・」

コアラがまたため息を付いた。

「とりあえず、これからはちゃんと出なさい」

奏麒は返事をせずに教室から出た。

返事をしなかったのはやっぱり授業に出たくないからだ。
奏麒はやる気が無いのに返事だけするなんてことは嫌いだった。

「大学か…」

奏麒は大学に行くつもりは無い。
経済的に苦しいわけでもないが、ただ大学というものに魅力を感じられないのだ。
最近奏麒は日常そのものに魅力が感じられなくなっていた。

「異世界にでもいけたらいいのに」

奏麒は誰もいない廊下でポツリとつぶやいた。
* 序章 (2) ( No.2 )
日時: 2009/05/29 20:01 < i114-183-194-216.s05.a019.ap.plala.or.jp >メンテ
名前: 終夜ねこ

異世界、どんなところだろうか。
きっと素晴らしい世界に違いない。
争いなんてなくて、みんなが幸せに暮らしている。

奏麒は屋上に戻ってまたごろりと寝転んだ。
さっきからどこも変わっていない。
青い空、鳥。
(あの鳥、さっきからずっと飛んでんのかな…)
鳥は奏麒の上をずっと飛んでいる。
どのくらいの高さを飛んでいるのだろうか。
そんなことを考えて、手を上に伸ばした。
つかめそうなほど近くて、けど実際は遠いのだろう。
「俺を異世界に連れてけよ…」



…まさか。
鳥が奏麒に向かって真っ逆さまに落ちてくる。
だんだん近づいてくる…はずなのに、中々落ちてこない。
だんだん鳥の姿が大きくなっていく。近づいている。
だんだん…大きくなりすぎではないだろうか。

鳥はものすごくでかかった。

体を動かそうとするが動かない。
そうしているうちに鳥はどんどん近づいてくる。
鋭いくちばし、大きな羽。全長1メートルぐらいあるのではないだろうか。

……あのくちばし、刺さらないか?

奏麒の腹めがけて一直線に飛んでくる。疑問系ではない、これは確実に刺さる。

「うわぁああああああッ!」



目の前が、真っ暗になった。

そんなばかな、鳥が刺さって死ぬなんて。
奏麒は後悔した。もっと人生エンジョイしていればよかったと。

しかし、痛くない。即死だったのだろうか。
なら何故意識があるのだろう。
(まさか天国?)

奏麒はおそるおそる目を開けてみた。


目の前にはさっきと変わらない、青空が広がっていた。
* 一章 ( No.3 )
日時: 2009/05/30 11:29 < i114-183-194-216.s05.a019.ap.plala.or.jp >メンテ
名前: 終夜ねこ

1

不思議な建物だった。

何の塗装もしてないコンクリートに、ガラスさえはまっていない、窓らしき大きな穴が開いている。
建物の横には無機質な建物には合わない、色とりどりの花が咲いていた。
花から漂っているらしい、むせるような甘い香り、そこに見たことも無い模様の蝶がとぶ。

その蝶が、ふわりと屋上に舞い上がり、空中に止まった。

すると空気がぐにゃりと曲がり、そこに人間の少年が現れた。
そこに横たわった少年の肌は透き通るように白い。髪と瞳は同じ漆黒の色をしていた。
年はぱっと見たところ15歳程度にしか見えないが、今年で18歳になる。
この少年の名を、八神奏麒という。

彼はこの世界の住人ではない。
* Re: 幻想記(仮) ( No.4 )
日時: 2009/07/26 14:06 < i114-182-185-242.s05.a019.ap.plala.or.jp >メンテ
名前: 終夜ねこ

彼がゆっくりと目を開くと、その漆黒の瞳が見えた。
は、と短く息を吐くと奏麒はむくりと起き上がった。
彼にとまっていた蝶がまたヒラリと舞い上がる。

奏麒は回りの景色をみて目を見開いた。
「どこだよ、ここ!」
先ほどまで学校の屋上にいたはずだった奏麒は、驚いたように立ち上がる。
先ほどいた場所とはまったく異なる場所だった。
煩わしくさえ思っていた喧騒さえ聞こえない、今はただ風の音だけだ。
まだ寝ているのか、本当に天国かも、などと奏麒は考えた。

(これはまずい、オカシイぞ)

まさか本当に異世界?
そんな考えが頭をよぎり、奏麒は頭を振った。
「いやいやいや、アレはちょっとした冗談というか…!」
少しの間、奏麒はぶつぶつと何かをつぶやいていたが、なにか意を決したのか、階段を勢いよく降りていった。
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