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* ぐだぐだすぎる物語

日時: 2010/06/26 14:08 < p1040-ipbf4303marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp >メンテ
名前: Robert_Ordis

プロットも山も落ちも用意せずに書くとこうなるといういい見本です。
 
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* Re: 閻魔大王の日常 ( No.1 )
日時: 2010/06/26 14:08 < p1040-ipbf4303marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp >メンテ
名前: Robert_Ordis

「諸君。この物語は、ヤマもなければ落ちもない。よって意味も何もないつまらないだけの物語だ」

「閻魔様。いきなりメタ発言はやめてください」

閻魔と呼ばれた一人の男と一人の女が話をしていた。

「何を言う。漫画の神様だってメタなネタを思いきりやっているではないか。手術のスピードが速いと思ったら先生が残り数ページしかないとかどうとか口走っていたぞ」

「だからってあなたまでそうなることはありません」

心の底から退屈そうにしている男にあくまで女は事務的な口調で対応する。

「…ヒマなのだー。暇なのだー。ひまなのだー」

駄々をこね始めた。

「……」

「こんなに平和では仕事もたまにしかやってこないではないかー」

「あなたが望んだことじゃありませんか」

「そうなんだがまさかここまで暇だとは思わなかったんだよー。それにお前相手じゃ話のネタも何もないじゃんかー。メタ発言に走るのも無理ないよー」

「子供返りしないでください。とにかく、単に話し相手として私を呼んだだけでしたら、そろそろ私はお暇します」

「! ま、待て!」

「嫌です。お仕事が来たらお知らせいたしますので待っていてくださいね」

「嫌だ!一人は嫌だぁぁぁあぁ…」

「わがまま言わないでください」

「貴様はこの俺を、閻魔大王をこのオフィスという名の独房に押し込めようというのか!?」

「閻魔大王だからこそです。少しは自覚を持ってください。いつ連絡の電話が来るともわからないのですからここで待っていて下さい」

「ま、待ってくれ!せめて携帯電話を」

「そんなものこの地獄にはないです。では」

連絡係が消えた。ドアから出て行った。

ここは地獄のオフィス街の中でも一番さびれたオフィス。閻魔大王はここで働いている。

「あー、暇だ…」

働いている。

「さっきの連絡係呼んでもつまらないしな…」

働いている。

「人間界なんかじゃゲーム機とかいろいろあるから退屈しないんだがな…」

彼は閻魔大王。『閻魔大王』という職業に就いている地獄の住人である。
* Re: ぐだぐだすぎる物語 ( No.2 )
日時: 2010/06/26 15:57 < p1040-ipbf4303marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp >メンテ
名前: Robert_Ordis

「…あいつだって俺の仕事を一部担ってるようなものだから今頃帰ってTVでも見ていると思うんだがな…」

連絡係に帰られてしまい、やることが全くない閻魔大王。

「あー、転職したい…充実した社会人ライフを送りたい…」

暇なので冗談半分に履歴書のようなものを書いていく。
写真は今と同じ七三分けで黒縁眼鏡の黒スーツ姿。

名前:閻魔としか言われてないし、自分でも本名を名乗らなくなって久しい。要するに忘れた。
生年月日:わかんない。
年齢:数えてない。
現住所:地獄の3丁目2−5
電話番号:止められてます。

履歴:100年前、先代の体力が限界を迎えたために急きょ開かれた試験を受ける。合格。
   40年前、かつてないほどの激務をやりおおせたことにより歴代最高の閻魔大王として認定。
   その代わり、あんまりにも忙しすぎてかまってやれなかったため、妻に離縁状を突き付けられる。

資格:日本語検定1級、実用英語技能検定5級。
得意な学科:日本語、法学、倫理学
スポーツ:スカイダイビング
趣味:妄想。地球ではしゃぎ回ること。
健康状態:程よく仕事を与えてくださればたちまち良くなるでしょう。

志望の動機:平和な世の中になって、地球の医療技術も進歩し、自分の管轄からは面白そうな死者も滅多に来なくなったので、
      退屈でしょうがないし、連絡係はつれないし、妻には逃げられるし、挙句の果てには連絡係に趣味を取り上げるし。
      ロクなことなんて何もないのでいっそ閻魔なんてやめて普通の社会人になろうと思った次第でございます。

「さて…後はどこ書けばいいか…」

目に付いたのは配偶者の欄。妻に逃げられた閻魔にとってこれほど腹立たしいものもなかった。

「くそう…。くそくそくそくそう!何が配偶者じゃああああ!」

右手に握っていた0.5油性黒ボールペンを明後日の方向に放り投げ、持ち替えた修正液をこれでもかとかけていく。

「…くそ…。構ってくれないからって逃げるとは…。グスッ」

泣くこと10分。気を取り直した閻魔は履歴書にいけないところがないか確認する。

「よしっ、これであとは…」

オフィスのデスクの上に乗っている黒電話の受話器を取る。

『はい。こちら死者管理システム日本人セクションの中西でございます』

どう聞いても営業用のそれとしか聞こえない声が聞こえた。

「連絡係か。今度はちゃんとした話があるからこっちきてくれ」

『…またアホな話をするようなことはありませんよね?』

今度は非常に冷めた声が響いた。

「何を言う。大真面目な話だ。大至急こっちへ来てくれ」

『……。わかりました』

ぷつりという音とともに通話が終わる。

〜十分後〜

「…閻魔様。これは一体何の真似でございましょうか」

「何の真似とは、随分と失礼な事を聞くな君は。履歴書に決まっているだろうが」

「ずいぶんといい加減な履歴書でございますね」

吐き捨てるように中西と名乗る連絡係は言う。

「そういう言い方は無いだろう。これが現実だ。リアルだ。真実だ。ツルーだ。いっつ あ とぅるーす」

「だとしてもこの書き方ではいささかばかりいい加減な人物だなということが見受けられます。誰も雇ってくれはしないと思います」

中西は言いながらどこから用意したのかA3程の大きさの紙をじゃばらに折りたたんでいく。

「いいや、アマテラスの奴も相当いい加減な奴だからな。そいつが経営している所なら雇ってくれるだろう」

「左様でございますか」

「うむ」

デスクの中から取り出したテープでじゃばらの片方の端をここが握るところだというように固定していく中西。
そんな中西の眼前に閻魔はおもむろに履歴書を突き付けた。履歴書の、その右下の部分を。

「それに見よ!この志望動機の欄を!」

「……」

「これを見て同情しないものはいない筈だ!これならどこだって雇ってくれ―――」

スパァァアアアアン!

いっそすがすがしいくらいの音が隣のビルにまで響き渡った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デスクには閻魔大王が頭にタンコブを作って突っ伏している。

「閻魔様。もう一度はっきりと言います。これではどこも雇ってくれません。雇ってもらうにはあなたがその会社にとって役に立つ人物であることを示さないといけません」

「……」

閻魔は答えない。さっきのハリセンの一撃が応えたようだ。

「とくに志望動機のところです。これでは『お金がないのでなんか仕事チョーダイ』と言っているのと変わりません」

「…それはただ単に私怨でそういうことを言っているのではないのか?」

デスクに突っ伏しながら閻魔はもごもごとはっきりしない口調でしゃべる。

ハリセン炸裂。

「そのようなことは決してございません。さあ、馬鹿なことを言ってないで姿勢を正していつも通り仕事に戻ってください」

大きなハリセンの一撃は痛い。特にこの女の場合、分厚く作り、痛いところを正確に強く打ち抜いていくので尚更痛い。

閻魔の頭の中はそればかりだったのでおとなしく従う他なかった。

連絡係は本来の業務をしにオフィスからまた出ていく。

出て行ったところで閻魔はデスクにまた突っ伏した。

「うう…痛いし、ひどいではないか…。鬼め…。悪魔め…。いくら特定の個人のことを書かれていたからって追いうちはないではないか…」

割と本気で泣き出しそうだった閻魔は扉の陰に何かあることに気づく。

「…何だ?」

確認しに行ってみると、そこには一本の焼酎と一通の手紙が置かれていた。

≪あまりやる気が無さすぎるのも問題なので、これでも飲んで少しは元気を出してください≫

そう書かれた手紙を読み、思わず頬を緩める。

「…あいつも意外と優しいところがあるな…」

せっかくなのでその場で頂くことにした。

麦焼酎の淡麗な味わいが良く出ていて、3年以上熟成されてとてもマイルドな味で閻魔の好みの味だった。

美味しかった。
* タイトルどうしよ。 ( No.3 )
日時: 2010/07/05 20:15 < p1040-ipbf4303marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp >メンテ
名前: Robert_Ordis

「う…。飲みすぎた…」

あの後、中西がくれた焼酎を閻魔は一時間に渡って飲み続けていた。

「まずいな…。味が好みに的中しすぎるのも問題ということか…」

もともと室内に籠りがちなため、白かった閻魔の肌は今や土気色になっていた。

「だが…今は何もできないな…。いや、俺は閻魔だ。こんなときに何もできないなどあってたまるか」

とりあえず洗面所から水を汲んで一杯。

「ふぅ…。少しは落ち着いたか。どうだ。アルコールなどすぐに収まるものだ!閻魔をなめるな!」

とりあえずはアルコールを収めることに成功した閻魔。

しかし何もやることはない、話し相手もいない、暇つぶしのものすらない。ないない尽くしである。

「…さっき作った履歴書本当に送ってみるか…。いや、勿体ないか…」

書いた履歴書は処分されずに済んでいた。

しかし、履歴書を出さないとなると本格的にやることがない。

「いや、ないない尽くしなどない。人には頭という素晴らしいものがあるではないか」

人ではないはずの閻魔が急に一人で活気づいてきた。

「頭の中で色々展開してみるか。そうだな…、まずは―――」

いわゆる妄想である。ただし、人よりもずっと頭の回る閻魔なのでより色々な事ができる。

「―――フフフ、思えば中西も性格はキツイが、声も容姿も顔もなかなか良いではないか…」

一人で妄想に耽る閻魔。そこに電話が入った。

「どうすればあのツンツンした性格がデレにな…、って何だ何だ何の電話だ」

しぶしぶ電話を取る。

「閻魔様。お仕事で御座います。といってもこの人は特に罪もなさそうですが、あまりにも暇なら来てくださ―――」

「何だね君は。人が色々妄想している時に電話をかけてくるとは。今君の事で色々妄想していたのだぞ」

「……」

「そんな時に電話など掛けてくるな。うっかりときめいてしまうではないか。この俺が妻に逃げられた身であることを―――」

閻魔がまくし立てていると明らかに静かな怒りがこもった声が返ってきた。

「閻魔様。この際ハッキリ言っておきます。私には今彼氏がいますし、今のはセクハラです。言葉のセクハラです」

「……」

「いつまでアホな事を考えていれば気が済むのですか」

「…前々から思っていたのだが、君はアレだな。いわゆるツンデレというやつだな」

「そのようなことは決して御座いません」

声に込められた怒りが更に増した気がした。

「またまた、そのような照れ隠しはするな。よかったらどうだ? 今度どこかに―――」

ガヂャン!!!

と、物凄く大きな音を立てて電話が切られた。

「…。電話機壊したのではないだろうな…」

物凄い音を耳に叩きこまれ、少しばかり耳が痛い。

残ったのは静寂。そして少しばかりの寂しさと恐れと電話機に対する心配。

「…さて、行くとするか。あ、その前にもう一杯」

グラス一杯に並々と注がれた焼酎を一気に飲む。

    ◆     ◆     ◆

オフィスから出て徒歩10分。

信号を渡り、歩道橋を渡り、高架線の下を渡り。

そこには裁判所と大きく3文字で書かれたビルがあった。

「…。まったく…。いくら、先代が、命を…。狙われっ、たからと、言っても…、閻魔をオフィスに、平時は隔離するなど…。非効率っ、的だ…」

フラフラと入口に向かう閻魔。右手には書類。左手には脱いだ上着。

自動ドアを抜けるとそこは冷房のよく効いたエントランス。セキュリティもしっかりしている。

「…こんなに、いろいろなものがある、のになっ、ぜ電話だけ。は遅れているのだ…」

黒電話しか持っていない閻魔が言うが、誰も答えない。

「まずは受、付に行くか…」

ふらふらと受付のカウンターへ歩いていく。

「はい。まず、お名前と連絡先、要件と階をこちらにご記入願います」

言われるままに各事項を書いていく閻魔。

「…はい。閻魔大王様でございますね。ではこのゲートよりお通りください」

言われるままにふらふらとゲートを通っていく。

「…不便だな…。というか一応ここの役っ、員のような、もののはずなのにっ、何故外部か、らの人扱いなのだ…」

エレベーターに乗って上に登っていく。

「チーン。26階でございます」

閻魔はヨタヨタと歩いていく。そこにはあのさびれたオフィスと同じような光景が広がっていた。

「ああ…、ここ、に来るのも、何時ぶりだ、ろうか…」

いつものような本棚にいつものようなデスク。そして、そのデスクの前に死者の魂がいた。

「あ…、あの…、閻魔大王…様なのですか…?」

「ああ…、そうだ…。じゃあ、さっそく裁判始めるか…。ひっく」

「え…えっと…」

言いようのない不安を表す死者。

「どうし、たのだ。何も悪いことをしていらいのぬぁらぶぁ、そう不安がるぅこと…もらいらろう…ひっく」

それでも不安は隠せない。

今の閻魔の顔は赤い。真っ赤っ赤だ。生前、『閻魔の顔は赤い』など色々な話を聞いていたのだが、今の彼の顔はどうにもそれだけではないような気がしてならない。

というよりはろれつが回っていない。エレベーターから出てきた時も千鳥足である。

早い話が酔っ払っているのだ。

そう感じた死者はどうにか閻魔の酔いを醒ます方法がないものか考えた。

「…分からないよ…。どうやれば閻魔様の酔いを覚ますことが…」

「よーひ。はなひがらいんなら、さっそく裁判はじめるかぁ、といってもらぁ…」

死者に関する書類を眺めながら上手く回らない頭で閻魔は悩む。

この死者は生前悪いことはしていないのだが、特に良い事をしてきたわけでもないいわゆる平凡な人なのだ。

「あの…ボクは…地獄に落とされるのでしょうか…?」

「…今考え中なのら」

しばしの沈黙。閻魔は悩み、死者は恐れ、お互い何も口に出さず。

「…むぅ…考えれもらちがあくぁぬぅ…。そうら」

「…はい?」

閻魔は何かを思いついたようで突然顔をあげ、死者のほうを見る。

お互い顔が青ざめていた。死者は恐怖で。閻魔は…

「今、ひょっと吐き、そうなのれ、その吐くもの、をかんぜんにぃ避、けたらお、前は…、極楽、行き」

「…え?」

「らが…。もし一滴れもかかっていたばぁいは地獄行きだ…」

「は、え、あの、ちょっと!?」

この閻魔はとんでもないことを言い出した。今酒の飲みすぎで吐くから、それを避けたら天国、極楽行き。

しかして一滴でもかかっていたら地獄行きだと言う。

エレベーターの音が聞こえた気がしたが、そんなことを考える余裕は死者にはなかった。

「じゃぁ…行くぞ…。3…」

「うわうわうわぁああああ!?」

必死に逃げ回る死者。しかし閻魔の顔は意識が朦朧としているはずなのにしっかりこちらをロックオンしている。

「2…」

「いや、ま、ま、まってくださいいいいぃいいぃいぃ?!」

余計にパニックになる死者。そしてどれだけ走り回ろうと閻魔の顔、正確には開いた口はしっかり死者の方向を捉えている。

「1…」

「いやああああぁぁあああああっ!?」

そう死者が泣き叫んだ瞬間だった。

ごすっ。

異様にへこんだ黒電話らしき物が閻魔の頭に飛んで来た。そのまま直撃した閻魔の頭はその勢いで下を向き、そのままデスクに当たった。

「うっ…げ――――」

* 二話目: タイトルどしよ ( No.4 )
日時: 2010/07/05 20:15 < p1040-ipbf4303marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp >メンテ
名前: Robert_Ordis

    ◆     ◆     ◆

「は…え…あ…」

あまりの事に呆然としてその場にへたり込む死者。

目の前には汚くなったデスクとそれに突っ伏す…寸前でなんとか止まった閻魔大王。そして…

「何をやっておいでですかセクハラ大王様」

閻魔の後ろに眼鏡をかけたロングのスーツ姿の女性がそこにいた。

「…君は一体何を投げたのだね…?」

「そのようなことはどうでもいいのです。それよりこれは一体何の騒ぎなのですか」

「見てわからないのか。裁いていたのだぞ。この方法でな」

「では。こちらからも言います。あの死者が怯えているのが見てわかりませんか」

「……」

そのキツイ一言で黙り込む閻魔。

「仮にも地獄の長ともあろうものが一体これは何事ですか。死者のその後を決める重要な裁判がこのようなことでいいのですか」

「……」

さすがに俯く他ない閻魔大王。

「弾劾裁判でも起こしましょうか?」

ここでなお閻魔は食い下がる。

「…残念だがそのようなシステムはこの地獄にはないぞ」

「左様で御座いますか。では、私が個人的に制裁を加えましょう」

「ま…待ってくれ!」

「あの!」

今にもハリセンを振り上げようとしたところに、我に返った死者は話しかけた。

「あの…あなたは一体誰ですか…?」

「私は中西と申します。見ての通り閻魔様のお守りをやっております」

「はぁ…。で、ボクは一体どうなるのでしょうか?」

先ほどのルールに則ればこの死者は極楽行きである。だが、事が事なので無効だと考えたほうがいいだろうと死者は思った。

「この閻魔様は見ての通りの有様なので、とりあえず私が決めましょう」

「…はい」

「特にあなたは罪も犯していないようなので極楽行きです」

「…え!? 本当ですか!?」

「はい。今から証明書を発行しますので、それを持ってエレベーターに乗り、最上階まで上がってください」

言いながら中西はその証明書を書き上げる。

「そのあと受付がありますので、これを受付の人に見せれば終わりです」

「あ…はい。分かりましたぁ…」

とりあえずそそくさと死者はエレベーターに入っていく。

エレベーターのドアが閉まったところで中西は制裁の続きを始めた。

    ◆     ◆     ◆

法廷には汚くなった机を掃除する閻魔の姿があった。頭にはタンコブがいくつも載っている。

「うう…ひどいぞ…。書類整理を忘れたときだってこんなことはなかったではないか…」

自業自得という言葉を知らず、閻魔は一人愚痴をこぼす。

あの後法廷を掃除したうえで始末書を書くことを中西に言い渡されていた。

「あいつ…、部下だよな…。なんでこんなことになったのだ…」

20分後、法廷をきれいにし、始末書も書いた閻魔はオフィスに戻ろうとしていた。

「…そうだ」

ふと思い立った閻魔は法廷に行く前に書いた履歴書をポストに投函した。

「…まあ、雇ってくれるわけないがな」

そして少しばかりコンビニで立ち読みをし、30分ばかり時間を潰してからオフィスに戻る。

「あ〜つまらないオフィスにただいま…ん?」

オフィスの入り口にあるポストに書類が入っていた。

「どれどれ…。って、あ」

そこにあったのは請求書だった。

黒電話代¥50000也―

「…あいつ結局壊していたのか…。まあ、だからあの時俺の頭に投げつけたんだろうがな…」

その時ぽとり、とポストから封筒が落ちた。

「あれ?もう一枚あったのか?」

そう呟き封筒拾い上げると、送り主はアマテラス発電と書かれていた。

「…まさかな」

封筒を破り、中にある書類を開けるとそこには会社の案内と丸文字で書かれている一通の手紙があった。

≪閻魔君久しぶりだね! こんな素敵な履歴書送ってくるなんてどーしたの? 仕事嫌になった? まあいいや。結果は裏に書いてあるからね!≫

嫌な予感を振り払い、勇気を出して手紙を裏返すとそこには手書きでこう書かれていた。

≪合格だよ!明日にでもウチきてねー! by天照≫
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